フルマラソン完走のための知識

フルマラソンは完走できる。まずは心の準備!

フルマラソンとは・・・
マラソン(marathon)は、陸上競技の長距離走のひとつで、42.195キロメートルを走り、順位や時間を競う種目である。古代ギリシアの故事に由来する。

ただし、一般市民向けのスポーツ大会では、ハーフマラソン(21.0975Km)やクウォーターマラソン(10.54875km)をはじめ42.195キロメートルよりも短い距離でも長距離走であれば、俗に「マラソン」と呼ぶことが多い。これに対し42.195kmの距離を走るマラソンをフルマラソンという。また、長時間に及ぶ作業なども「マラソン」に例えられている。

オリンピックでもマラソンは常に注目競技の上位となってきた。1964年(昭和39年)の東京オリンピックで円谷幸吉が3位になるなど、日本の男子マラソンは世界最高記録保持者を輩出したり、知名度の高いレースで優勝・上位入賞する時代があった。1990年代前半からは、女子マラソン選手が世界的な競技大会で活躍を見せており、諸外国と比べても最も選手層が厚いといわれるほどの全盛時代を迎えている。

フルマラソン完走 なぜ42.195km?

以前は、マラソンの距離は約40kmで一定していなかったが、第8回パリオリンピック以後、42.195kmで定着した。第4回ロンドンオリンピック時の42.195kmが、そのまま採用された(市街地42km+競技場の200mトラック1周弱)。

第4回ロンドンオリンピックでは、国王の住むウィンザー城からシェファードブッシュ競技場の約40kmで競った。この際、時の王妃アレクサンドラが、「スタート地点は宮殿の庭で、ゴール地点は競技場のボックス席の前に」と注文したために半端な数字になったとする逸話がある。この大会で最初に競技場に到達したイタリアの選手ドランド・ピエトリはゴール地点を勘違いして直前(彼の認識におけるゴール)で倒れ、役員の助力でゴールしたため、のちに失格となった(ドランドの悲劇)。

   

フルマラソン完走 マラソンの特徴

従来から市民ランナーが参加できる大会も多く存在している。2007年から東京マラソンが日本陸連公認の大会としては初めて市民ランナーにも開放され、3万人規模の大会として成功を収めている。なお一般の大会に於いては仮装ランナーも多数登場し大会を盛り上げているが、スポーツとしての側面からマラソンでの仮装には賛否両論がある。現在仮装については明確なガイドラインが無く、各大会毎に判断が委ねられているが、公序良俗に反しないものという旨の規定については共通しているようである。しかし日本陸連が公認する大会は原則として華美な仮装は禁止となっており、今後東京マラソンについても何らかの改正が必要となる可能性はある。

駅伝同様に公道を使用するので、交通規制が伴う競技であるが、殆どの大会が往復コース(特に公式記録樹立に関してはコースの大半が同じであることを条件としている)であること、また参加者が多いので競技時間が長く、駅伝以上に交通規制の時間が長くなる。それゆえ事前にあらかじめタイムによる足きりによって(概ね5時間から6時間)参加者を絞り込むことで、交通規制の時間を明確化している大会が多い。当日は周辺の商売やイベントは勿論、近距離の移動などにも不便を強いられることは多い。それでも「たった1日だけだから」と寛容に対処し、沿道での応援などで盛り上げる市民も多い。

   

フルマラソン完走 主なレース

日本国内で開催の大会

日本陸連が主催または後援している大会

福岡国際マラソン
福岡県 平和台陸上競技場→中浜折り返し

東京マラソン
東京都庁発→東京ビッグサイト着

別府大分毎日マラソン
大分県大分市 大分市営陸上競技場→別府市 別府国際観光港折返し

琵琶湖マラソン(びわこ毎日マラソン)
皇子山陸上競技場発着→草津市新浜周回折返し

北海道マラソン
真駒内屋外競技場スタート→中島公園ゴール

東京国際女子マラソン
国立霞ヶ丘陸上競技場発着→平和島口/大森海岸交番前(女子)折返し

大阪国際女子マラソン
長居スタジアム発着→御堂筋・新橋折返し

名古屋国際女子マラソン
瑞穂陸上競技場発着→名古屋城周回道路折返し

長野オリンピック記念 長野マラソン
東和田運動公園スタート→長野オリンピックスタジアムゴール(以前のスタート地点は山ノ内町のオリンピックメモリアル聖火台前)

青梅マラソン
東京都青梅市スタート→西多摩郡奥多摩町ゴール(ただし、最長コースは30km)

防府読売マラソン
山口県防府市

全国健康福祉祭(ねんりんピック)

その他の大規模な大会(参加者1万人以上)
荒川市民マラソン

東京都 板橋区スポーツレクリエーションスタンド→江戸川区荒川大橋折り返し。制限時間が7時間と長く、市民ランナーが挑戦しやすい大会。

つくばマラソン
東日本では東京マラソンに次いで大規模な大会のひとつ。制限時間は6時間。

かすみがうらマラソン
茨城県で4月に行われる大会。制限時間は6時間。

河口湖マラソン
山梨県で11月に行われるマンモスマラソン大会。制限時間は6時間。

福知山マラソン
京都府。11月開催。全国から1万人を超える市民ランナーが集まる大会。制限時間は5時間。

NAHAマラソン
沖縄県那覇市で毎年12月に行われる市民マラソン大会。参加者数は2万人を超える。

参考:wikipedia

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